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(公財)全日本軟式野球連盟について

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佐賀県軟式野球連盟

概要・沿革

佐賀県における軟式野球は、明治25年佐賀市白山1丁目の現八幡神社社務所に所在したといわれる成章高等小学校の運動場で行われた遊びがスタートといわれている。

野球の試合としては、明治32年2月22日に杵島郡白石、福富両高等小学校の対抗試合が行われた「ベースボール競技会」(佐賀新聞記載)が始まりとして紹介されている。

軟式野球の正式なチームが誕生したのは、昭和4年佐賀市内の愛好者で編成された「テキサス」チームと佐賀師範の選手を中心に編成された「有明」などであり、甲子園大会や全国軟式野球大会に出場するなど戦後の混乱期まで本県軟式野球界をリードしてきたといわれている。

大日本少年野球協会が大正9年に結成され、昭和6年には財団法人化されているが役員の一人として佐賀県から牧川治三郎氏が就任し、少年野球の普及、発展に寄与したと記載されている。

佐賀県軟式野球連盟は、戦後すぐ再興された全日本軟式野球連盟の支部として、また、佐賀県体育協会発足の一翼を担って活動してきている。

第1回の国民体育大会では「佐賀有明クラブ」が北九州予選を突破して本国体に出場を果たし、ベスト8になる活躍で県民に明るい希望と感動を与えた。

戦後の混乱期、軟式野球は、手軽で安全なスポーツとして少年(中学)と成年層に爆発的人気スポーツとして親しまれ、普及してきたところであり、軟式野球連盟は、競技人口最大の競技団体として今日に至っている。

 

以下主な成績を記述すると

一般では、昭和47年(栃木)天皇賜杯全日本軟式野球大会で目達原自衛隊が準優勝、昭和49年(佐賀)高松宮賜杯全日本軟式野球大会の一部で進藤病院(唐津)、二部で光武ピーコック(伊万里)が優勝、昭和51年佐賀国体で総合優勝、平成4年(山形)でJA佐賀信連が第5位入賞、平成7年(福島)一般BでJA佐賀経済連が準優勝、平成11年(岡山)高松宮賜杯1部で九州電力BBCが優勝、平成19年(秋田)国体Bで唐津選抜クラブが第5位入賞、平成21年(新潟)国体成年一般で戸上電機製作所が8位入賞と活躍している。

 

学童の部については、昭和44年の文部事務次官通達「児童・生徒の運動競技基準」によって学校外運動競技基準が改善されて県大会ができることとなり、佐賀新聞社の後援を受けて第1回佐賀県少年野球大会が32チームの参加で開催された。伊万里チームが初代優勝に輝き佐賀新聞社から寄贈された深紅の優勝旗を手にしている。

第2回大会から11市郡の地区予選を経て20チームで実施、第5回大会から主会場を佐賀球場に移し、「ちびっ子甲子園」と呼ばれるようになった。

第7回大会から佐賀新聞社との共催となり、昭和54年第10回記念大会は26チームに拡大、第16回大会以降は32チームでの開催で現在の形になっている。

また、第18回大会からはNTT佐賀支社(現在のNTT西日本佐賀支店)の協賛をいただきNTT杯争奪大会として更に大きくなった。

第20回記念大会では佐賀市制施行100周年記念事業として韓国から2チームの参加、西日本各地から30チームの参加で64チームで大会が開催された。

昭和56年には、第1回全日本学童軟式野球大会が開催されることになりチーム数は急増し、県内ほとんどの小学校でチーム結成されるようになって、2009年の登録数は156チームとなっている。

 

少年(中学の部)については、中体連の中では学校体育として取り入れられており、大変盛んで人気があり、クラブ員数も最も多いスポーツとなっている。

しかし、社会体育としての軟式野球については、1978年、第4回全日本軟式大会で伊万里の渭水クラブが優勝はしたもののチーム数の増加にはつながっていなかった。

昭和59年に全国大会を横浜球場で行うことで復活し、少年二部の登録数は急増してきた。佐賀県では昭和62年第1回佐賀県中学軟式野球大会として開催、支部予選を経て県大会を16チームで実施してきた。

平成14年からは参加チーム全チームによるトーナメントの大会を実施、中学の大会としてはこの軟式野球大会が最大規模の大会となった。この間、平成10年には、鹿島東部中クラブ、平成15年には多久中央中クラブが全国優勝の栄冠に輝いている。

平成21年の大会では金泉中クラブが第3位の活躍を見せ、同時期実施されている全国中学校体育連盟主催(軟式野球)では諸富中学校が優勝した。佐賀県中学野球にとって記念すべき年となっている。

更に平成22年3月から始まった文部科学大臣杯第1回全日本少年春季軟式野球大会で鳥栖中学校が初代王者に輝いた。現在登録チーム数は82チームとなっている。

 

成年の部(40歳以上)の活躍も目覚しいものである。平成元年北海道国体で少年(一部)に替わって壮年の部が新設されたのを受け、県選考会を実施、目達原自衛隊が3年連続本国体出場を勝ち取るなど成年の部のレベルの高さを見せつけていた。

平成13年(宮城)には佐賀クラブが7位入賞、平成14年の高知国体では優勝!、平成17年(岡山)には、ニューポーン佐賀が6位入賞するなど輝かしい活躍を見せている。

平成17年から始まった日本マスターズでも平成19年と20年に佐賀クラブが連続出場・8位入賞の結果を残している。

 

実年の部(50歳以上)については、平成9年から県大会を実施している。平成14年からは、第1回九州実年軟式野球大会を佐賀県佐賀市で実施し、唐津生涯クラブが初代チャンピオンになっている。

第2回大会も佐賀県で実施、その後、九州各県持ち回りとして開催されている。佐賀名球会は、第1回から第5回大会まで3位入賞を続けた。

現在、県大会には8チームが参加している。平成21年に佐賀名球会が倉敷市で開催されている第9回全日本シニア軟式野球選手権に参加している。

 

高齢化社会を迎え、還暦野球も盛んになってきた。平成14年に7チームが佐賀県連に登録の申請を行い、還暦部としての活動を認められ活発な活動を展開している。

平成17年には「さがねんりんピック」の種目として実施することとなった。平成19年には第1回九州還暦軟式野球大会が佐賀県嬉野市で開催され、九州各地でも取り組まれるようになった。

第2回大会も佐賀県で実施、第3回は福岡県で開催、第4回大会は長崎県で開催される。平成22年度の登録チームは12チームとなっている。

 

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